2012年4月18日水曜日

『アル・ゴア』

私はアメリカ合衆国副大統領アル・ゴアを尊敬する人物として挙げる。彼の長年にわたる環境問題、地球温暖化に関する積極的な活動は高く評価すべきだ。確かに彼の主張はかなり誇張している箇所も散見される。彼の主張および政治的な信条、そして政治哲学は表面上はシンプルに見えるが、その中身は非常に複雑ではある。 彼の代表的な著書「不都合な真実」は出版されると同時に世界的に大きな反響を呼んだ。この書において彼が提起した諸問題に対して具体的な解決策を科学技術の進歩をふまえて答えを出した著書が「私たちの選択」である。私はとくに後者の「私たちの選択」のほうが好きだ。多くのイラストやグラフなどを用いて今後人類がどのようにして地球温暖化に関わっていくべきかが大変わかりやすくまとめてあるのでまだ読んでない方は是非読んでほしい。 ゴア氏の主張に対して「あまりにも科学的データが杜撰すぎる」「そもそも地球温暖化はいまに始まったことではない」「ゴア氏の主張は新しい環境産業を生み出すための試金石にならない」など批判も多くあるが、私はあえて彼の主張の弱点をふまえてこの問題に真摯に取り組むゴア氏の姿勢を評価すると共に、彼の著書を私の「バイブル」のひとつとして読み続けていきたいと思う。br />

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