2012年4月19日木曜日

『大学』 インターネットを使った世界の「知」との結合

私は今アメリカの大学にて高等教育を受けている。しかも、プリンストン大学、スタンフォード大学など名門校五校の授業を。現在日本に住んでいる私がどのような方法で全米屈指の名門校にて「学ぶ」ことができるのか? 答えは簡単。 インターネットを利用すれば誰でも「無料」で名門校の授業を受ける事が可能なのだ。 人類の歴史を振り返ると「知識」「教養」というものが一部の特権階級によって独占されていた時期がある。 しかし、現代は違う。  大衆に「知」を「解放」することは人類の大いなる飛躍、充実した未来社会の形成において重要なことだ。 アメリカの大学だけではなく、日本も早稲田や慶應義塾大学、東大、京大などが連携してインターネットを介して無料で授業を公開できるようなシステムをもっと普及しなければならない。 最近こんな新聞記事があった。アメリカ人と日本人の脳の成長は25歳以降大きく異なるそうだ。アメリカ人の脳は25歳以降も成長するらしいが日本人の脳は25歳でほぼ成長が止まってしまうようだ。アメリカの大学生(全員とは言わないが)は大学入学と同時に死に物狂いで「勉強」をする。日本はその反対で高校までは受験勉強をしっかりするが、大学に入学すると途端に勉強の質、量ともに落ちてしまう。 日本の教育水準は先進国の中でもトップクラス。OECDが実施する国際学力テストでは最近香港やシンガポールに首位の座は奪われているものの、上位のクラスに位置している。一方アメリカはかなり下のレベル。しかし、大学入学から約2年でその差は簡単に埋まり、そして追い抜かれる。 日本はよく言われるが資源の乏しい国である。その日本が世界に誇れる資源の一つは人的資源である。この人的資源なくして国家の未来は存在しない。これからの国の未来を良い方向に導くためには日本の大学教育の在り方を根本から「改革」していく必要がある。

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